今日、何気なくテレビを見ていたら、懐かしのウーパールーパーのことをやっていました。
若い人は、知らないかと思っていたウーパールーパー。
実は、今でも日本にいるのですね。
子どもの頃、ちょっと変わった生き物ブームがあって、「エリマキトカゲ」とか「ウーパールーパー」が流行ったのですよ。
「エリマキトカゲ」はもう見ないですが、「ウーパールーパー」は今でもペットとして定着しているみたい。
特に女性に人気だそうです。
ウーパールーパー大ブーム
1985年、「日清焼きそばU.F.O」のCMに登場。
ウーパールーパーが「ウパウパ」言ってました。
UFOに乗ってきた宇宙人のイメージでしょうか。
キャラクター化され、グッズも売られていたような。
イメージソングまでできたのですよ。尾崎亜美さんの「ウーパーダンシング」。アニメもあったっけ。
そもそもウーパールーパーって?
本名はメキシコサラマンダー
「ウーパールーパー」は日本の広告代理店がつけた流通名。
本当は「メキシコサラマンダー」といいます。なんだか、恐竜みたいですね。
「アホロートル」と呼ばれることもあります。
このウーパールーパー、サンショウウオの仲間です。
原産国はメキシコですが、今日本にいるのは国内でペット用に繁殖されたものです。
幼形成熟
メキシコサラマンダーは幼形成熟といって、子供の体型から変態せずに親になります。
普通のサンショウウオ類は、子供は体の外にある鰓(えら)で呼吸し、水の中で過ごします。
それが大人になると肺呼吸を行い、陸上に上がれるようになるのです。
それがメキシコサラマンダーは、主に鰓呼吸をして、一生水の中で暮らします。
大人になると18~25センチくらいになります。
色彩変異個体
ウーパールーパーのイメージといえば、白っぽいピンクの色。
でも、ショップによっては、色々な色があるそうです。
テレビでは、4色紹介されていました。
ピンク、マーブル、ブラック、ゴールデン。
マーブルやブラックは、普通のトカゲのイメージに近いです。
メキシコサラマンダーは、マーブルやブラックのような地味な色合いが本来なんだそう。
色素が特別変異したものだけが、あの独特の白っぽいピンクになるようです。
飼い方は?
昔、大流行したころ、1匹ウン万円でも入手困難だったウーパールーパー。
今は1500円くらいで売られています。
繁殖させる環境が整ったので、安くなったそうです。
多くの熱帯魚屋さんで買うことができます。専門店もあります。
必要な水槽やエサなども、ショップで手に入ります。
両生類というよりも、観賞魚の飼い方でしょうか。他の魚と一緒には、飼いにくいようです。
- 水槽・・・45センチ以上。複数飼育なら60センチ以上がおすすめ。
- エサ・・・専用のエサがあります。結構大食漢のようです。
- エアーポンプ・・・えら呼吸するため、水中に空気を入れなくてはなりません。
- 冷却装置、ヒーターなど・・・冬は10℃以下、夏は28℃以上にならないようにします。
- ろ過装置・・・水質管理のために必要です。
驚き、ゲームの景品!?
ウーパールーパーについて調べてみると、気になる話が…。
それは、ウーパールーパーがゲームセンターの景品になっているということ!
私は近所では見たことがありません。
UFOキャッチャーの景品らしいですが、生き物って景品になってもいいもの?
ちょっとかわいそうな気がしますが、お祭りの金魚すくいの感覚なのでしょうか?
ゲーセンの景品を育てていますって人もいるようですね。
結構大きくなりますが、ちゃんと育ててあげてくださいね。
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