ここ数年異常気象が続いていますね。
悪天候が続くと、必ずと言っていいほど野菜の値段が跳ね上がります。
野菜価格の高騰は、節約したい主婦にはピンチ。
ここは、上手にコンビニを利用して乗り切りましょう。
コンビニって高いでしょう?…なんて声が聞こえてきそうですね。
いえいえ上手に使えば、コンビニの方がお得な買い物ができる場合もあるのです。
現役コンビニ店員の私がおすすめしますよ。
普通の野菜がスーパーより安い
「コンビニで野菜なんて誰が買うの?」なんて、思っていたらちょっと時代遅れかも。
今はコンビニでも、新鮮な野菜がたくさん売られています。
この野菜の仕入れルートは2つあります。
一つは、そのコンビニチェーンの本部からのルート、もう一つはお店独自に青果店と契約して、納品してもらうルートです。
本部ルートの野菜
トマトや、キュウリ、レタスなど定番の野菜たち。
いつもはスーパーよりちょっと高めで、ちょっと少なめで売られています。
同じ地域、同じチェーンのコンビニであれば、価格はどこも一緒です。
それが野菜高騰の年には、なんと、スーパーよりも安く売られることがあります。
知ってましたか?
通常同じものを買うのでは、コンビニはスーパーより割高です。
スーパーは大量仕入れ、大量販売が基本です。
数が多いので、安く仕入れることができるので、安く売ることができます。
一方、コンビニは定価販売が基本です。
少量を仕入れで、少量を販売するコンビニでは、商品の大幅値下げをすることはできません。
値下げできないというより、一度決めた定価をなかなか変動できないのがコンビニです。
スーパーは市場の価格変動の影響を早く受けますが、コンビニはかなり遅れます。すぐには値上げしません。
そのため、スーパーで野菜が高くなっても、定価のままで売られるケースが多いのです。
実は、コレ、過去に野菜以外でも起きている現象です。
例えば2013年の卵不足の年末、スーパーよりも10~20円、コンビニの卵の方が安かったのです。
スーパーの卵が値上がりしても、コンビニの卵は値上げされなかったからです。
また、最近のバター不足でスーパーからバターがなくなった際も、コンビニでは値段変わらずバターが売られていました。
スーパーの値段が高い時ほど、コンビニの値段をチェックしてみてください。
独自ルートの野菜
お店ごとに八百屋さんが入っているコンビニと、そうでないコンビニがあります。
お店ごとに売られる野菜の種類も、青果コーナーの規模も、値段もマチマチです。
こちらの場合、スーパー同様、市場を介して仕入れたものが納品されることが多いです。
その場合、やはり価格変動の影響は受けやすいです。
特に葉物(レタス・キャベツなど)は気象の影響を受けやすく、根菜(ジャガイモ・ゴボウなど)は影響が少ないと言われています。
根菜類なら、値上げは少ないかもしれません。
また一方、近隣の農家と直接契約している場合は、びっくりするくらい安く野菜が売られていることがあります。
市場を通さないので、安くできるのです。
コンビニの野菜売り場は、マメにチェックしましょう。
他にもあります、コンビニの野菜
カット野菜
キャベツの千切り、カットレタス、サラダ用ホウレンソウ、サラダ用大根など。
便利な袋入りのカット野菜も、コンビニ野菜の主力商品です。
洗わず食べられるので、忙しい主婦の味方ですね。
お昼のサラダ代わりに、お弁当と一緒にカット野菜とドレッシングを買っていく、サラリーマンも多いです。
このカット野菜も、基本的に市場の価格変動に影響を受けにくい商品です。
レタスが高くて買えない!という日も、いつもの値段で売っているカットレタスは大助かりです。
もやし
もやしは日照に関係なく育つので、価格が安定している野菜の代表格です。
しかし、他の野菜の高騰につられて、スーパーなどでは微妙に値上がりすることもあります。
コンビニのもやしはいつもの価格から、変動しにくです。
炒め物、サラダ、汁物と、色々な料理に使えるお助け野菜です。
冷凍野菜
枝豆、ホウレンソウ、ブロッコリー、ミックスベジタブルなど。
旬の時期に収穫したものを、急速冷凍する冷凍野菜。
最近はコンビニでも、たくさんの品ぞろえがあります。
定番の野菜以外でも、ミックルグリル用や肉入り炒め野菜など、色々なミックスアイテムも販売されています。
冷凍食品は、野菜高騰の影響はほとんどありません。
コンビニでも、安心の国産野菜使用の冷凍野菜が多いので、チェックしてくださいね。
サラダ、総菜、サンドイッチ
コンビニのサラダは野菜の値段の変動が多少あっても、価格はそのままで販売されます。
野菜たっぷりの総菜や、レタスシャキシャキのサンドイッチなど、野菜を使った定番商品も、お値段そのままです。
コンビニでは、市場を通さず、農家と直接契約して野菜を仕入れるので、市場の価格変動に影響されにくいのです。
その他の加工品
缶詰、パック商品
トマトならトマト缶。マッシュルームやコーン、グリーンピースの缶詰は定番ですね。
漬物、キムチ
漬物だって、野菜です。
コンビニでも冷蔵品のお漬物から、瓶詰のお漬物まで色々そろいますよ。
野菜ジュース、青汁、スムージー
それでも野菜が買いにくいという時は、ジュースでビタミンを取りましょう。
まとめ
今回は野菜高騰の対策を、コンビニ店員目線でお届けしました。
「コンビニは高い!」の思い込みを捨てて、コンビニの野菜を上手に使ってくださいね。
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