私はセブンイレブンで働いています。
レジをしていて、たまにお客様に聞かれるのが、「コレ使えますか?」
差し出されるのは、スイカだったり、ポンタだったりいろいろです。
今回は現金と商品券以外で、セブンイレブンで買い物に何が使えるのか説明します。
ナナコ以外は他のコンビニでも使えると思いますよ。
電子マネー
レジ操作
セブンイレブンの場合、使用可能な電子マネーは複数ありますが、カードリーダーは1つです。
お客様に、カードリーダーに電子マネーを当てていただきます。
みなさん自分が使っているものが当たり前と思っているのか、何を使うか言ってくれない方が多いんですよね。
でもスイカとナナコでは、店員のレジ操作は変わります。
チラ見して電子マネーの種類を確認できなければ、「お支払いは〇〇ですか?」と聞かないといけません。
基本、電子マネーの種類ごとにレジボタンが変わるだけで、レジ操作自体は難しくありません。
画面を見れば、迷わないので大丈夫です。
交通系電子マネー
交通機関が発行するIC型の乗車券。
「キタカ」「スイカ」「トイカ」「イコカ」「スゴカ」「パスモ」「ニモカ」「はやかけん」「マナカ」
チャージは1000円単位。最大2万円。
1度に複数枚の交通系電子マネーを使うことはできません。
1度の精算で利用できる回数は1回だけ。
たまにコレでもめます…。
ナナコカード
セブンの電子マネー。ポイントがたまります。
ただし、切手代・チケット代・公共料金の支払いなど、ポイントがつかないものもあります。
チャージは1000円単位。最大5万円。
一度の清算の中で、何度もチャージできます。
たまったポイントだけを使うということはできません。
ポイントは一度ポイント交換して、チャージ残高に入れてから清算します。
たまにTポイントのように「○○ポイント使ってください」と言われるお客様もいますが、そういった使い方はできません。
1度に複数枚のナナコカードを使うことができるので、高額支払いも対応できます。
ともかくセブンで1番使われているカードです。
カードを無言で出されたら、大抵ナナコですね。
カードタイプではなく、キーホルダータイプもあります。
楽天Edy
楽天グループのプリペイド型電子マネーサービス。
チャージは25000円を上限に、1000円単位。最大50000円。
1度に複数枚の楽天Edyを使うことができるので、高額支払いも対応できます。
auWALLET
KDDIがauユーザーに向けて展開するプリペイド型の電子マネー。
支払いのみ。チャージ不可。
1度に複数枚のauWALLETを使うことはできません。
店員的にはちょっと不思議なカード。
お客様は電子マネーとして使いますが、レジ操作はクレジットカード扱いで、店員がカードを預かってスキャンします。
10,001円以上の支払いの場合はクレカ同様、お客様のサインが必要です。
QUICPay(クイックペイ)
サインや事前チャージがいらないポストペイ(後払い)型のサービス。
1回の精算で利用できる金額は20,000円まで。
QUICPay+(クイックペイプラス)の場合、上限金額はカードによって異なります。
1度に複数枚のクイックペイを使うことはできません。
iD
NTTドコモの後払い方式の電子マネー。
1回の精算で利用できる金額は20,000円まで。
1度に複数枚のiDを使うことはできません。
電子マネーで買えない物
ナナコは、ほとんど現金と同じように使うことができます。
しかし、nanacoカード発行手数料の支払い・各種電子マネーへのチャージはできません。
また2019年12月20日から、下記の商品・サービスについては支払いができなくなっています。
- 寄付(ふるさと納税を含む)、募金、貸付金(ローン、融資等)の返済、クレジットカードご利用代金(ショッピング・キャッシング)の返済等
- セブン‐イレブンにおける収納代行サービスの一部
他の電子マネーは、以下の商品を買うことができません。
- 切手・はがき・印紙
- 公共料金・通信販売等収納代行サービス
- ごみ処理券・テレホンカードなど金券類
- スポーツ振興くじ
- 保険
- インターネット代金収納サービス
- ディズニーランドなどの前売り券
- インターネットチケットサービス
- 西武・そごうのeデパートなどのセブンイレブン店頭受け取り
- 電子マネーへのチャージ
クレジットカード
レジ操作
セブンイレブンでは、日本で発行されているクレジットカードならほぼ使えます。
VISAカード・マスターカード・JCBカード・アメリカン・エキスプレス・ダイナースクラブなど、メジャーなものは間違いなく大丈夫です。
支払い回数は選べません。1回払いのみです。
磁気ストライプカードと、ICチップ搭載カードがあり、操作方法が変わります。
磁気ストライプカード
店員がカードを預かってスキャンします。
10,001円以上の支払いの場合、お客様のサインが必要です。
ICチップ搭載カード
お客様が自分でICカードリーダーに差し込みます。店員は触りません。
10,001円以上の支払いの場合、暗証番号の入力が必要です。
自分のクレカが、磁気かICかわかっていないお客様も多いです。
カードの表面に1cm四方の金色の枠があったら、ICカードです。
クレジットカードで買えない物
クレジットカードでは、以下の商品を買うことができません。
- 切手・はがき・印紙
- 公共料金・通信販売等収納代行サービス
- ごみ処理券・テレホンカードなど金券類
- スポーツ振興くじ
- 保険
- 電子マネーへのチャージ
まとめ
セブンイレブンで使える電子マネー・クレジットカードをまとめました。
他のコンビニも同じくらいだと思いますが、ナナコはセブン以外では使えません。
レジ操作よりも大変なのは、どのカードで何ができて、何ができないか覚えておくことです。
例えば、ハガキは現金とナナコ以外では買えません。
これをスイカで支払おうとすると、レジが通りません。
現金以外を使うお客さんは、たいてい先に「コレで払える?」と店員に確認します。
勘違いして「できます」と言ってしまうと、さあ大変。
問題は、レジが通ると思って、事前にチャージしてしまうことです。
スイカにチャージ後、支払おうとしたらできない。
お金はチャージしてしまったので手元にない。
一度チャージしたお金は戻らない。
支払えないのでお客さん激怒!
新人にありがちなトラブルです。
ちなみにコンビニは年末になると、年賀状印刷も取り扱っています。
この場合、年賀状代金の支払いは現金かナナコのみですが、年賀状印刷代金はスイカなどでも支払い可能です。
正直わかりにくいですよね。
またコンビニで使える支払方法は、他にクオカードやスマホ決済もあります。
覚えることが多くて大変です…💦
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