日本は海に囲まれた国です。
海にちなんだ国民の祝日が海の日。
毎年7月の第3月曜日で、2019年は7月15日になります。
海の日の由来と、2019年に海の日に開催されるイベントについてまとめました。
せっかくの祝日です。おでかけしてみませんか？
海の日の由来
日本独自の祝日
1995年（平成7年）制定、1996年（平成8年）から施行された日本の国民の祝日の一つ。
国民の祝日に関する法律、第２条では
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」
と記されています。
ハッピーマンデー
制定当時、海の日は7月20日でした。
2003年（平成15年）の祝日法改正（ハッピーマンデー制度）により、海の日は7月の第3月曜日となりました。
そのため海の日は、年によって日にちが変わります。
ハッピーマンデーは、土日＋月も休んで３連休にして、休みをもっと楽しもう！という発想です。
３連休あれば、小旅行も行けますから、経済が活性化する？って期待もあったのでしょう。
ただ、「お祝い」としての祝日の意味は薄れます。
また、学校は月曜ばかりが休みになると、授業数にも影響が出ます。いいのか悪いのか、ちょっと微妙…？
ハッピーマンデーの祝日はこの4つです。
- 成人の日（1月第2月曜日）
- 海の日（7月の第3月曜日）
- 敬老の日（9月第3月曜日）
- 体育の日（10月第2月曜日）
元々は「海の記念日」
祝日になる前、7月20日は「海の記念日」でした。
1941年（昭和16年）逓信大臣・村田省蔵の提唱により制定されたもの。
1876年（明治9年）、明治天皇の東北地方巡幸の際、軍艦ではなく灯台巡視の汽船「明治丸」によって航海をし、7月20日に横浜港に着いたことにちなんで日にちが決まりました。
2019年海の日のイベント
横浜・日本丸メモリアルパーク
総帆展帆＆満船飾
海の記念日の由来になった、港・横浜。
日本丸というのは、1930年（昭和5年）に建造された練習帆船です。
約54年間活躍し、1985年（昭和60年）より、みなとみらい21地区に展示されています。
海の日には、日本丸の総帆展帆（そうはんてんぱん）があります。
総帆展帆とは、普段は畳んでいる全ての帆（セイル）をひろげること。
29枚の帆を広げる作業は全て手作業です。毎回、100人ものボランティアの方が参加して行われます。
タイムスケジュールは以下の通りです。
- 展帆（帆を広げる） 10:30〜11:30
- 畳帆（帆をたたむ） 15:00〜16:00
- 見学可能時間 9:30〜10:00、11:30頃〜14:30、16:00頃〜17:00
- 最終入場 16:30
総帆展帆は、海の日だけでなく月に1～2回実施されていますが、海の日には満船飾（まんせんしょく）も実施されます。
満船飾は、船でお祝いのときに国際信号旗（船の通信に使用する旗）を掲揚すること。
船首から各マストの頂を通して、船尾まで綴られます。
2019年、総帆展帆と満船飾が同時に実施されるのは、海の日、敬老の日、体育の日だけです。
料金＆アクセス
帆船日本丸・横浜みなと博物館の共通券
- 高校生以上 600円
- 小・中学生・65歳以上 300円
- 小学生未満無料
神奈川県横浜市西区みなとみらい２丁目１−１
- JR根岸線 市営地下鉄ブルーライン 桜木町駅下車 徒歩5分
- みなとみらい線 みなとみらい駅・馬車道駅下車 徒歩5分
公式サイト 日本丸メモリアルパーク
神戸・メリケンパーク
Kobe Love Port・みなとまつり
2019年7月14日・15日に、第18回「Kobe Love Port・みなとまつり」を開催決定。
平成14年初開催、神戸のまちを支える「海」と「港」に感謝を捧げるために開催されるお祭りです。
2019年度の詳細はまだ公表されていません。
過去のみなとまつりでは、有名アーティストや人気お笑い芸人によるステージイベントがありました。
100を超す屋台が出店し、1日中、大人も子どもの楽しめます。
料金＆アクセス
入場無料（飲食・物販は有料）
兵庫県神戸市中央区波止場町２
- 神戸市営地下鉄海岸線「みなと元町」より徒歩約５分
- JR・阪神線「元町」より徒歩約１５分
公式サイト Kobe Love Port・みなとまつり
https://eonet.jp/travel/data/3044901_1386.htmlより引用
名古屋港
名古屋みなと祭り
2019年7月15日、第73回「名古屋みなと祭り」開催予定。
昨年度は、筏師一本乗り大会、マーチングバンド、和太鼓・芸能まつり、ジャズコンサート、パレード、山車・流しおどり、総おどり、花火大会などが実施されました。
締めくくりの花火大会では、あらかじめ寄せられたメッセージ（有料）を紹介するメモリアル花火もあります。
お祝いのメッセージ、日ごろの感謝の気持ち、大切な人への気持ちなど花火に想いを込めて、夏の夜空を彩ります。
料金＆アクセス
入場無料（飲食・物販は有料）
愛知県名古屋市港区港町 名古屋港ガーデンふ頭一帯
- 地下鉄名古屋港駅からすぐ
- 地下鉄築地口駅から徒歩10分
- 名古屋臨海高速鉄道あおなみ線稲永駅から徒歩30分
公式サイト 海の日名古屋みなと祭り
まとめ
以上、海の日のイベントと、制定の由来や歴史についてお伝えしました。
イベント情報はこれから随時更新していきますね。
ちなみに来年2020年に限り、「海の日」は7月23日（木）になります。
2020年東京オリンピック・パラリンピックのための特例です。
スポーツの日（体育の日が名称変更）が7月24日になり、7月23日（木）～26日（日）が4連休になります。
ご存知でしたか？
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